重症例
爪水虫を治療せずに放置すると、爪の肥厚や変形が進行し、
靴を履くときに痛みが生じたり、歩きにくくなったりします。
爪水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種の感染によって引き起こされる爪の病気で、医師の間で爪白癬(つめはくせん)とよばれています。白癬菌の感染による病気は爪以外にも生じることが知られており、足であれば足白癬(水虫)、頭であれば頭部白癬(しらくも)とよばれています。
爪水虫にかかった爪は、白色や黄色に濁ったり、厚くなってぼろぼろと欠けたりします。水虫というとかゆくなるイメージが強いですが、爪水虫は、かゆみがないため見過ごされがちです。



爪水虫は水虫(足白癬)を長年放置することで、白癬菌が皮膚から爪に侵入して発症します。
爪水虫を放っておくと、だんだん爪が変形し厚くなり、痛くなったり靴下や靴が履きづらくなったりします。 また、自分の体のほかの部位に感染したり、家族などまわりの人にうつす可能性があります。
自分だけでなく、家族も足や爪の水虫にかかっていないか確認し、家族全員で予防と治療をすることが大切です。
爪水虫を治療せずに放置すると、爪の肥厚や変形が進行し、
靴を履くときに痛みが生じたり、歩きにくくなったりします。

日本で行われた大規模疫学調査では、皮膚科を受診した日本人の7人に1人が足の水虫、13人に1人が爪の水虫にかかっているという結果が出ています。

[引用文献]
畑康樹ほか:日臨皮会誌:41(1).066-076,2024
監修:日本臨床皮膚科医会 会長 江藤隆史先生